平成12年11月14日 於 宗福寺 清麿会
左より、国宝 稲葉江、細川正義、寿格、包貞、正行
左より、清麿薙刀、清麿刀、正雄小刀、正雄、手柄山正繁
左より、越中守正俊、無銘光包、信秀、鬼普麿正俊、初代康継切刃貞宗写
左より、正行作信秀上げ(表裏)、宗寛、寿隆、康継(表裏)、吉光
国宝稲葉江は健全で刃が非常に明るかったです。しかし清麿の印象には及ばず、清麿独自の銀砂を撒いたような地沸は奇跡の様にも思えます。小刀でも短刀を凌駕する程の楽しめる出来でした。当日は正行銘最後と清麿銘最初の刀もありました。清麿では他に、薙刀と清麿に惚れ込んだ故斎藤一郎氏の遺愛刀があり、信秀が少し磨り上げていました。斎藤氏は清麿の墓の横に眠っています。息女の斎藤鈴子氏は「刀工 源清麿」という小説を執筆しその本を読んでいった為か清麿刀を見ると感激の渦が心に涌きました。その他印象に残った刀は涛乱刃を焼いた手柄山正繁、清麿に迫る出来の鬼普麿正俊、大坂陣でも活躍した中川左平太裁断銘の入った初代康継でした。歴史的価値の高い徳川ゆかりの光包短刀と再び出会ったのにはびっくりしました。
福永酔剣師、柴田光男氏、藤代松雄氏、広井雄一氏、他 大御所ずらり!
ますます個性が出てきた柴田氏の書簡


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